響は初めて見るものを買うのが好き。期間限定とかも弱い。
「で?何かったんだ?」
「”トッポ・キャラメルソース、ラ・フランスの香り”だって」
箱を眺めて響はフフっと笑うとパッケージを開け、中の小分けされた袋を一つとりだしてこちらも開けた。
「・・・」
「なに?」
一瞬眉を顰めた響に、牛乳を注いだカップを持って来た咲斗が言う。この手の菓子には牛乳、という響の組み合わせを知っているからだ。
「なんか、変わった匂いがした」
響はそう言うと1本を取り出して、サクっとかじってまたも眉を顰めた。
「-----まずかったんだね」
その顔で分かったのか咲斗が苦笑を浮かべる。
「・・・梨の味が微妙・・・」
「ま、ラ・フランスだからねぇ」
と咲斗も1本貰って食べて、やはり微妙な顔をした。
「あぁ~、もう1個あったカシスの味のほうにしたら良かったぁ」
「・・・・・・」
-----っていうか、懲りないわけか。
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これ、買った人いますか~??
微妙なお味じゃなかったですか??カシスのお味はどうだったんだろ。
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