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「なんですか?これ」
 高崎はテーブルの上に置かれていた見慣れる本を手に取った。
「”天狗斬り”」
「ああ、上條さんに貰ったんだ。あの人今時代小説にハマってるらしくって」
「へぇ」
 あの上條が・・・と高崎はなんとも不思議な気持ちがした。
「面白かったですか?」
「そうだなぁ。推理っていう部分では面白かったかな」
「推理?」
「ああ、ある男が護送中に仲間から助け出されるんだ。その時護衛についていた者は全て惨殺。主人公の与力はその男を捕らえたって事で、何故こうなったのか調べるように言われるわけだ。護送中に助けられた男の裏に何があるのか。誰が仲間なのか、って話」
「へぇー」
「それは2巻目なんだけどな、その主人公は奥さんと上手く行ってないんだ。そっちはまったく進展しなかったのがちょい歯がゆかったかなぁ」
「なるほど」
「もう少し登場人物色々が魅力的で活躍しても良かったかな------読むか?」
「いえ、いいです」
 高崎は手にした時代小説をテーブルの上に戻した。
「なんだ、興味無しか?」
「時代小説は苦手ですねぇ。ノンフィクションのものならいいんですが」
 高崎は言うと、朝の珈琲を入れるべくキッチンに入った。
 今日は特に予定も無い、ゆっくりとした休日の昼下がりを満喫するべく----------
 
 
 
 
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